ペットイメージ

ペットはただの動物ではなく家族です

大事な人を亡くしたとき、誰でも心がからっぽになってしまいます。
私もそうでした。
そんなとき心を癒してくれるペットがいれば、どれほど力になるでしょうか。
私が20歳のとき、突然父が亡くなってしまいました。
仕事中に突然倒れ、そのまま息を引きとりました。
それまで当たり前だと思っていた幸せが、音を立てて崩れ去った瞬間でした。
それからただ現実を受け入れることができず、一日一日を過ごすことに必死で、自分が本当に生きているのかわからないような状態でした。
それは私だけでなく、母や兄弟も同じで、なぜ自分たちがこのような目にあわなければならないのかと考える日々でした。
時には楽になりたいと、父の後を追おうかと考えるほどでした。
そんな時、知り合いの飼っている猫が子供を生んで、貰い手を捜しているという話を聞きました。
私たち家族は以前から猫が大好きで、機会があれば飼いたいと話していました。
その子猫が生まれたタイミングがまるで運命のように感じ、その子猫を貰うことを何の躊躇もなく決めました。
子猫が来てくれた日から、私たち家族の生活は一変しました。
生後1ヶ月ほどの小さな体で一生懸命生きている姿を見ると、自然と勇気が沸きました。
おもちゃを頑張って追いかけている姿、ただご飯を食べている姿でさえもかわいらしく、家族みんな笑顔になれたのです。
それまで家で一人でいると、父のことを思い出し涙していた母も、見る見る元気になりました。
実は母は結婚前に猫を飼っていて、家族の中で一番猫が好きだったのです。
機会に恵まれず、結婚してから今まで猫を飼うことはありませんでしたが、このタイミングで飼うことができたのはまさに奇跡でした。
これは神様が与えてくれた、希望の光だったのだと今感じています。
現在、子猫が来てから数年経ちました。
今心穏やかに暮らせているのは、時間が経過して落ち着いたことだけが理由ではありません。
間違いなく飼い始めた猫のおかげなのです。
時には排泄物の処理に面倒臭くなったり、夜中に鳴き声で起こされて迷惑に感じたりすることもあります。
ですがこの猫がいなければ、これまで元気に生活できていたとは思えません。
今ではかけがえのない家族になったのです。
この猫が私の家に来てくれて心の底から本当に良かったと思います。
ペットを飼うということは簡単なことではありません。
ですがペットを飼うことで、私たち家族のように生きる希望をもらえる人はたくさんいるでしょう。
もはやペットは人間と同じように家族になれるものだと実感しました。

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